便秘を放っておくと大変なことに

便秘薬の常用は便秘薬依存症を招く

何の気なしに気軽に服用している便秘薬ですが、 便秘の症状が軽いうちから便秘薬に依存したり、 常用するクセがついてしまうと 「 便秘薬依存症 」 と言って、便秘薬を飲まないと いつまで経っても便が出ないという病気になってしまいます。

今、自力で排便する力、 つまり 「 排便力 」 が低下しているという人が 日本人の中に500万人以上はいると言われてます。

そして、こういう人達の多くは、いろんな形で 便秘薬に依存する生活を送っているんです。 あなたにも心当たりはありませんか?



便秘薬依存症は、ある種の 「 病気 」 でもありますから、 重症になればなるほど、 簡単に治るものではなくなってきます。

けれども、 「 排便力 」 が身に付くことで得られる 自然なお通じ、健康な腸と体は、なにものにも代え難い ものです。

本来、何日間便が出なかったら、それは 「 便秘 」。 というような定義はなくて、2~3日に1度でも 排便があって、特に違和感などの自覚症状がなければ、 それは便秘とはいわないのです。

けれども、明らかに重度と思われる症状の便秘 を持っている人も、最近では非常に増えてきました。

例えば、1週間~10日に1回しか排便がない。 もっとひどくなると、便秘薬を使わなければ 1週間でも2週間でも便が出ないままになっている。 こういう人は、自力で排便する力、 つまりは 「 排便力 」 が明らかに低下しています。



そして、重症便秘である人の多くは、 便秘薬に依存する生活を送っています。 便秘薬の服用量が、1日当たりの規定量内で おさまっていればいいんですが、 人によっては通常の規定量の倍から数十倍 の便秘薬を飲んでいる人も実際に沢山います。

また、便秘薬の服用が1年以上は当たり前で、 数十年間飲み続けてる人もいるんです。 ここまで行ってしまうと完全に便秘薬なしでは 便が出せない 「 便秘薬依存症 」 という病気です。。

軽い気持ちで薬局の便秘薬を使ってみたら、 便秘が良くなったので、便が出なくなったら 薬を飲めばいいや、ということを長いこと繰り返した結果、 便秘薬依存症状を引き起こしてしまった人も 少なくありません。



その一方で、医者にかかっているにもかかわらず、 便秘薬依存症から抜け出せない人もいます。

昔と違って、今は、便秘で医者に通う人も 増えてきましたけど、便秘を訴えて受診しても、 結局は便秘薬を処方されるだけで、 食事療法など便秘の根本治療を行ってくれる ところは、あまりないんです。

これは、医者自身にも問題があって、 これだけ便秘薬依存症の患者が増えて深刻な問題に なっているにもかかわらず、 医者自身の便秘に対する知識不足から 「 便秘薬依存症は病気ではない 」 と認識され、根本から便秘を治すという治療を 行ってもらえないのが現実なのです。

単に、便秘薬を処方するだけか、 それと便秘薬と並行して食事療法などの 根本的な見直しを行うかが、 便秘薬依存症を解消させるための重要な分かれ道に なってくるのです。。

便秘薬の乱用や依存症になってしまうと あとあと恐ろしいことになってしまうということ だけは、忘れないでいたほうがいいですね。。

便秘薬依存症になる理由

便秘薬を1年以上常用し続けている人や 規定の服用量だけでは便が出ない人など、 頑固な便秘の持ち主の大半は、 程度の差こそあれ便秘薬依存症に陥っています。 そして、
「 なんとかして便秘薬依存症を解消してほしい! 」
とクリニックに駆け込んでくる人も大勢います。

一般に使われている便秘薬の70%以上は センナ( 葉を便秘薬として用いるマメ科の植物 )、 大黄( ダイオウ属の根茎を乾燥させた下剤 )、 アロエなどの 「 アントラキノン系 」 というタイプの 便秘薬です。

このタイプの便秘薬は、即効性はあるのですが、 副作用も大きく、常用していると更に便秘がひどく なってしまい便秘を解消することが 難しくなってしまう場合があります。

便秘薬を飲めば飲むほど、 ますます腸は運動を低下させてしまうことになり、 本来であれば、腸自身が動くことで便を肛門へと押し出し、 排泄に至るのですが、 これが出来なくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
その結果、便秘薬依存症はどんどん進行することに なります。 中等程度の便秘薬依存症( 便秘薬の服用量が規定量の数倍 ) になると、おなかが張るだけでなく、おなかのガスが 胃を圧迫して食事が摂れなくなってくるということまで 起きてしまうのです。

そして、さらに便秘薬の量が増え、ひどくなると 便秘薬の服用量が1日に50~100錠というような、 超重症の便秘薬依存症へと進行してしまうのです。 ここまでくると、排便力が衰えたなんていうレベル ではありません。 自力ではまったく排便できないのです。

便秘薬には、アントラキノン系以外にも、 さまざまな種類があります。
例えば、便秘薬の副作用が起こりにくい 「 小腸刺激性便秘薬 」 や、 腸内の内容物を増やしたり、便を軟らかくして 排便を促したりする 「 機械性便秘薬 」 などです。
便秘の原因に即した適切な便秘薬を正しく使って、 同時に食事療法などの生活療法を実行すれば、 便秘薬の副作用を最低限に抑えながら、やがては自力で 排便できるようになります。

にもかかわらず、多くの人が便秘薬依存症に陥って しまう理由はなぜなのか。 さっき言ったとおり、ドラッグストアなどで売られている 市販の便秘薬のほとんどがアントラキノン系便秘薬 であるということがあります。 知らぬ間に副作用の強い薬を使っている人が 少なくないということです。


また、たいした便秘でもないのに、 便秘薬を乱用している人もいます。 最も多いのが、ダイエット目的で
「 食べたものが余分な脂肪になる前に外に出してしまおう 」
とばかり、便秘薬を気軽に使っているケースもありますが、 これもエスカレートすると便秘薬依存症に なってしまう可能性があります。
便秘薬で体重が減るなんてことはありません。 この間違った知識は、結果としてダイエットどころか 生命を脅かすような状態にすらなりかねないのです。。

ドラッグストアなどで便秘薬を購入する際は、 さきほどから言っている、センナ、ダイオウ、アロエといった アントラキノン系の成分がどれだけ入っているのかを 知るのと同時に、これらアントラキノン系便秘薬を 常用していると、知らず知らずのうちに便秘薬依存症になり、 やがて恐ろしいことになるということだけは 忘れないようにしてください。。

便秘薬依存症の人に多い3つの問題

便秘薬依存症の定義というのは特にありませんが、 例えば、便秘薬を飲まなければ便が出ないとか、 毎日のように便秘薬を飲んでいるとか、 決められた量以上の錠剤を飲んでしまうような人は 便秘薬依存症と疑ってもいいでしょう。

便秘の程度の差こそあれ、便秘薬依存症の人達は、 次の3つの問題を抱えている人がほとんどです。 そこで、今回は便秘薬依存症から解消できない人のための 便秘薬依存症からの解消法を いくつか紹介していきたいと思います。

まずは便秘薬依存症の人に多い3つの問題を 挙げていきます。



《 ① 大腸(特に結腸)の働きが悪い 》
便秘薬依存症の人は、もともと頑固な便秘を持っている人が ほとんどで、腸が正常に働いてくれないケースが多く見られます。 この状況で、さらに、センナ、大黄、アロエなどが主成分の アントラキノン系便秘薬を連用していると、大腸メラノーシス を引き起こしてしまい、さらに腸管が硬くなった状態になり、 ますます便秘が悪化していってしまいます。



《 ② 食物繊維の摂取量が足りない 》
便秘薬依存症の人の大半は若い女性に多く見られます。 なぜ若い女性に便秘薬依存症が多いのかというと、 ダイエットがきっかけで頑固な便秘に なってしまっているケースが非常に多いからです。 そういう人がどんな食生活を送っているかというと、 朝食抜きで1日に2食以下しか食べないという人。 これでは、便のもとになる食物繊維の摂取量が 足りないことは明らかです。
便秘解消どころか、ますます便秘を悪化させてしまいます。 そして 「 便が出なければ便秘薬で出せばいいや 」 という軽い気持ちで便秘薬を使っているうちに、 便秘薬を飲まなければ便が出ないような体になってしまい、 気づいたら便秘薬依存症になっていたというケースです。



《 ③ 便意がない 》
便秘薬依存症の影響で便秘薬を長期間にわたって連用したり、 排便をガマンしているうちに便意がなくなってしまう症状。
実は、このケースの便秘が一番怖いのです。 なぜなら、便意がないので 「 自分はたいした便秘ではない 」 と 勘違いしてしまい、自分は便秘薬依存症であるということに 気づいていないのです。 きっと、こういう人の腸の中では、 とんでもないことが起こっているはずです。

といったように便秘薬依存症の人に多く見られる症状を 挙げてみましたけれど、逆に言えば、これら3つの問題が 解消されれば、自然な排便が可能になり、便秘薬依存症も 解消することができるということです。

これら3つの問題は、軽度の便秘の人でも同様です。 しかし、便秘薬依存症になる人は、 より便秘が重症化しているということですから、 ホイソレとは簡単に便秘薬依存症から解消されるのは 難しい話です。

そこで、問題の解消のためには3度の食事はキチンと摂ってもらう ことはもちろん、腸の働きを活発にするために、 さまざまな便秘解消方法を行ってもらうことが必要になってきます。 そのためには 「 便秘薬依存症治療 」 と称して 自分なりに治療期間というものを定めて実践していきます。
そして、最終的には、胃・結腸反射を戻し、自然の便意が 発生するようにして便秘を解消していくのです。

期間の差はありますが、便秘解消治療開始から6~12ヶ月以内 に「便秘薬依存症から脱出する」といった 目標が達成できるように自分で治療計画を立てていきます。 もちろん、短期間で便秘薬依存症から離脱できる人もいますが、 便秘薬の服用量が多かったり、便秘薬服用期間が長かったりすれば、 それだけ治療期間も長くなってしまいます。

【 頑固な便秘対策 】
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